店主2023年4月5日1 分1025歳の時に、どうやっても人生が上手くいかず、もうやめようとしていた。 それも上手くいかず、どうしたものかと途方に暮れていた。 何も解決されないまま日々が過ぎ、一つ決め事を作った。 10年だけ、頑張ろう。 10年は遠い未来だ。そこまで頑張れば満足してゴールすることが出来るだ...
店主2022年8月19日2 分川久方ぶりに遠出をする。 半径1キロ以内で生活している私にとっては乗り換え一つするだけでも遠出な気持ちだ。 店を開けてから数年、随分幼い感覚になったものである。 遠出をするという事実に気持ちが昂り過ぎて持ってくるはずの小説を忘れてしまった。...
店主2021年1月17日1 分善い人の生良く"死ぬ時は良い人生だったなぁ"と思って逝きたいという話を聞く。 良い人生とは何か。店主はよくわからない。 多分、ずっとわからないのだと思う。そんな気がするのだ。 だから、店主は死ぬ時まで頑張った人生だったと思いながら逝きたい。...
店主2020年12月9日2 分食べたもの店主は同世代と過ごした期間があまりない為、「想い出の音楽」という記憶が少ない。 たぶん、浜崎あゆみとか、えーと、なんだ? スマップとか流行っていたっけ? そもそも音楽でご飯を喰う(と広義で言っていいと思う)とは思ってもいなかったもので、大学入ってからの音楽体験が店主のバック...
店主2020年11月26日1 分外に、外に昔から帰属意識が嫌いだった。 学校も、家も、帰る場所としての機能は無かった。 だからこそ、近しい人の意見に左右される事なく今までやってこれた。 もし、居心地の良い椅子が目の前にあったとしても、その椅子から立たなければならない。...
店主2020年11月18日1 分時よ止まれ、汝はいかにも美しいと宣い、全てが終わればいいのだけれども。 中々どうして、そうも言ってられないもので。 人生は楽しい事もあればその終わりもあり、その香りを感じたまま同じ事を繰り返すものなのだろうか。 魔女の厨を繰り返したとしても。 グレートヒェンは狂ったとしても、救われたのだと云う話だったと...
店主2020年10月13日1 分明るい部屋No Room For Squaresの照明は白熱電球で出来ている。 今のご時世、LEDにすればいいものも、調光した時の色合いは代えがたいもので、余計な維持費を払いながら白熱電球を照らしている。 とはいっても、彼らの本領を発揮するのは深夜2時から1時間と、昼ごろだ。...
店主2020年10月8日1 分目を覚ます疲れていたからか携帯電話は充電しておらず、電池が切れていた。 見回しても時計は無い事は知っている(家主はそういう人間だもの)。 ゴソゴソ、と携帯電話をアウトレットに繋げる。彼が起きるまでもう少し時間が必要だ。 まだ、暗い。 少し寒さを覚える。...
店主2020年9月18日1 分一念一念の消費期限はいつなのだろうか。 我らが相棒、広辞苑を開くとこう教えてくれる。 ①心に深く思うこと。一筋に思うこと。また、その心。源氏物語横笛「この世にて数に思ひ入れぬことも、かの今はのとぢめに―のうらめしきにも」 一筋に思うこと、 心に深く思うこと、...
店主2020年9月16日2 分頭痛は痛いし、空は廻ってる店主の思春期は、それはそれは暇だったもので、本を読む時間に殆どを使っていたと思う。(音楽は聴いていなかった) 今も昔も新書の類いは得意になれず、当時から古い純文学をなるべく時間をかけて読んでいた。 この頁達が最後までいってしまい、また暇になる事を恐れていたのかもしれない。...
店主2020年6月24日2 分泥不安というものは泥のようなものである。 店主が生まれ育った場所は名前は一応東京都であったが、歩いて数秒で鬱蒼とした森が広がるような場所だった。 小学校に馴染めない時は学校に行ったふりをして森で独り時間を過ぎる事を待っていた。...
店主2020年6月2日1 分We are..We Are One No matter how we look We are family No matter what language We are family No matter what gender We are family No matter what...
店主2020年5月25日1 分ホコリヲハイタラホコリヲハイタラ ほらね まいてちぃては きえぬ ケムリヲハイタラ ほらね 夢見たフチへと きえぬ キミはこれから ウソになる モリを抜けて ボクもこれから ウソになる オダを抜けて そしてそれから トリになる クモを超えて ボクもそれから ウマになる ヤマを超えて...
店主2019年12月18日4 分受け取る体力前回のものからずいぶん時間が空いてしまった。 これを逐一覗いていただいている方はいないと思うが、ともすればお店が繫盛して忙しいと思われるかもしれない。 これだけは、はっきりと言わなければならない。 お店は暇だ。 いつでも100%の笑顔でお出迎えするので、安心して隠れ扉を開け...
店主2019年11月14日2 分開演直前開演直前の緊張感が店主はとても好きだ。 ざわめく客席(ざわめく程居ない時もあるが。)、パッァ.とスポットライトが燈る。 スゥーっと止む人の声、のそのそとステージにあがる高揚感。 何かが起こるような、そんな気持ち。 やはり、とても好きだ。...
店主2019年11月11日1 分忘備録あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだまの 小いぬ ひかりのへびの とぐろ オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす アンドロメダの くもは さかなのくちの かたち 大ぐまのあしを きたに 五つのばした ところ 小熊のひたいの うへは...
店主2019年11月7日2 分響くものNo Room For Squaresには180種ほどのお酒を揃えている。そして、900枚ほどのレコードも揃えている。 店主が最終的にNo Room For Squaresで行いたいことは、このマリアージュなんだろうと最近は思う。...
店主2019年11月5日2 分慣れと練習の果てNo Room For Squaresは夕方まで珈琲を出している。 豆は同じ下北沢にある珈琲屋 うずさんから仕入れている。 店主はどうしようもない人間であるので、勿論、珈琲を淹れる手ほどきなど受けていない。 昔の記憶を呼び起こしながら、ドリップの練習に勤しんではいる。...
店主2019年10月29日1 分その日常待つ、という言葉がある。 店主はいつからか、待つ事が好きな人間になっていた。 学生の時分はあんなにせっかちであったのに。 この待つという言葉を解体すると、"道の途中で、何かをもっている人"といった意味がある、らしい。 つまりは待つ側の人間は"何かをもっている"必要がある。...
店主2019年10月28日2 分言の葉に乗せる思いお店を開けてから、文章を綴る事が圧倒的に増えている。 お店の宣伝文、各種SNSの投稿、お客様への返信、ミュージシャンとの連絡、取引先との連絡、そしてこの雑文...はどうでも良いものだけれど。 今までは誰に見せることなく、その時感じ取った何かを文章に認めて、そのまま捨てるよう...