一念の消費期限はいつなのだろうか。
我らが相棒、広辞苑を開くとこう教えてくれる。
①心に深く思うこと。一筋に思うこと。また、その心。源氏物語横笛「この世にて数に思ひ入れぬことも、かの今はのとぢめに―のうらめしきにも」
一筋に思うこと、
心に深く思うこと、
それはいつ終わるのだろうか。
例えば、愛のような心の深い部分に作用するものだって、契約を交わしても35%の人々は終わりを迎えし、3年で覚めるという人も多い。
人は変わる。考えも、こだわりも。
そして一緒に大切なものも忘れてしまうのかもしれない。
No Room For Squaresを開店するまでには10年間【一念】を貫いた。
そして、一年が経った。
この一年で感動する事も沢山あったのだけれど、それに飽きてしまう日も来てしまうのだろうか。
そんな日が来たら、私はもう私では無いのだろう。
それとも、一念を忘れた自分を正当化してヘラヘラ生きていくのだろうか。
一先ず、一念を通した一年が終わり、二年が始まった。
この得と言われぬ充実した心持ちは、忘れないでいたい。
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