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外に、外に

昔から帰属意識が嫌いだった。


学校も、家も、帰る場所としての機能は無かった。


だからこそ、近しい人の意見に左右される事なく今までやってこれた。


もし、居心地の良い椅子が目の前にあったとしても、その椅子から立たなければならない。


或る人が、私ではない人に言っていた言葉が強く刺さる。


"居心地の悪い所にいる事は大切なことだよ"


No Room For Squaresは動く事が出来ない。

だけれど、精神は外に外に行かないと、ここも所謂"界隈"になってしまうだろう。


私は外に行く。


外に、外に。

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